糖質制限

高血圧対策で糖質制限を始めましたが、さらに調べる内に、糖質制限の怖さも判明しました。その効果の高さとやり易さが為に行き過ぎた制限になりがちで、思いもよらぬ危険を招く可能性があるのです。次の様な症状が現れた場合には、行き過ぎた糖質制限の危険が迫っています。

●眠気

十分眠っている筈なのに恒常的に眠気があるのは、危険な症状の一つです。糖質は身体を動かすエネルギー源です。正常な身体の活動に必要な1日の糖の量は170gですが、100%その活動を糖に支えられている脳は、その内120〜130gを消費しています。エネルギーが十分でない脳は活動が低下します。それが眠気という症状なのです。

●筋肉が痩せる

ダイエットですから体重減は喜びですが、余分な脂肪の減少と必要な筋肉量の減少はよく判別しなければなりません。体重が減ると動きが軽やかに感じるの筈ですが、少し動くと疲れるなど逆に身体が重くなる様だと、それは危険な兆候を知らせる症状です。身体の活動のエネルギーである糖が不足すると、身体は筋肉からアミノ酸を生成してエネルギー不足を補おうとします。その結果筋肉が痩せ、動く時に身体が重く感じられるのです。筋肉など身体を形作るタンパク質は摂取制限が無いので問題がないと思われますが、1日の必要糖質を補う程のタンパク質は、例えば肉類なら数kgの摂取が必要で現実には不可能です。

●骨密度の低下

健全な骨の維持には身体を動かす事による骨への刺激が必要です。筋肉が衰えると動くのが億劫になり、運動不足から正常な骨の維持が不可能になります。結果、骨密度が低下して骨粗鬆症に陥り、ちょっと転んだだけで腕や脚を骨折してしまい、高齢者の場合、そのまま寝た切りになる危険を孕みます。骨密度の低下は外見からでは判りません。具体的な症状として現れるのは簡単に骨折した時なので要注意です。

●コレステロール値の異常

適正体重で健康になった筈なのに、健康診断の血液検査でコレステロールの値が正常でなくなった。これは糖質以外は摂取制限が無い事の弊害で、精力増進とばかりに肉料理などを取り過ぎてた、動物性タンパク質の過剰摂取の結果の症状です。コレステロール値の異常は、血管の弾力を無くしたり傷つけたりして、その老化の原因になります。その為に心筋梗塞や脳梗塞など命に係わる重病の危険が増します。

●糖質制限の正しい方法

糖質は身体活動に絶対必要なエナルギー源です。ガソリン無くして車が動きません。ですから糖質制限は糖質を完全に断つという意味ではありません。余分な糖質を減らすという事が目的です。 また肉類などに含まれる脂質は糖質と同様の働きもする栄養素なので、炭水化物を摂らなければ他は好きなだけ食べても良いという事にはなりません。偏った栄養の摂取は他の危険を必ず招く事になります。 糖質も含め、必要な栄養は多過ぎも少な過ぎもしない適正量を必ず摂取するというのが、正しい糖質制限の方法です。

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